Sunday · February 10, 2026
query
インプラント治療後の気になる疑問!MRIの使用は可能?

MRIとは医療における検査機械の1つであり、身体に異常がないかを調べることができます。しかし、MRIは検査を受けるにあたりいくつか制限がありその1つが金属を体内に挿入していることです。

MRIという機械

MRIとは(MRI=MagneticResonanceImaging)の略で、日本語では磁気共鳴画像診断装置と言います。似たような検査装置であるCTはX線を利用して画像をとるのに対してMRIは大きな磁石による強い磁場とFMラジオなどに使われるような電波を使って画像を得ます。

そのため、放射線による被ばくの心配がなく、小さい子どもから健康な方まで安心して検査を受けることができる機械となります。また、平面だけでなく縦、横、斜めからの画像や3D画像の撮影ができます。

検査は横になった状態で円状の機械に入り、30分ほどじっとしているだけで終わります。

MRI検査で分かる病気

MRI検査は全身に対して広く利用されており、役立っています。MRI検査で分かる病気は以下のようになります。

MRIが有効な疾患(一例)
脳神経外科・神経内科:脳腫瘍、脳血管性疾患(脳梗塞、クモ膜下出血)、変性疾患、脳奇形、外傷、脳ドックによる脳血管のスクリーニング検査

整形外科:骨軟部腫瘍、関節の靭帯損傷、半月板損傷など
消化器内科 肝・胆・膵の腫瘍性病変、胆道・膵管のスクリーニング検査など
小児科 :全身の異常
婦人科 :子宮、卵巣の異常
泌尿器科 :腎臓、膀胱、尿管の異常
耳鼻咽喉科 : 内耳、小脳橋角部、咽頭・口頭の異常
眼科 :眼窩や眼球内部の腫瘍など

MRIができない場合

MRIは誰しもができる検査ではなく、ある程度の制限があります。

確実にMRI検査を受けることができない人は心臓ペースメーカーを埋め込んでいる、金属製の心臓人工弁を使用している、除細動装置が入っている、人工内耳(移植蝸牛刺激装置)、人工耳小骨を使用している、神経刺激装置(深部脳刺激装置、TENS装置)を使用している、注入ポンプなどを使用している、骨成長刺激装置を使用している、磁力により装着する義眼や磁力部分が着脱不能な義歯、冠状動脈等に磁性体のステント挿入後2ヶ月未満の場合となります。

また、病院によってMRI検査を受けることができない可能性がある人は脳動脈瘤手術による金属クリップやコイル等が入っているが金属の材質が分からない、その他の金属が体内にあり材質が分からない、閉所恐怖症、刺青のある人となります。

ここで気になるのは、金属を挿入して治療を行うインプラント治療をした後にMRIを使用した検査を受けることができるのかどうかということです。インプラント治療後のMRI検査は実施可能なのでしょうか。

一般的なインプラントであれば問題なし

一般的なインプラント治療を行っていればMRIによってインプラントが発熱、破損する心配はありません。また逆にインプラントによってMRIが破損するという心配もありません。

一般的なインプラントとはチタンあるいはチタン合金を用いたインプラントのことを指します。近年ではインプラントに様々な種類があり、純チタンや合金純チタンの他にもチタンニッケル、酸化アルミニウムなどを使用していることもあります。

しかし、これらの材質は全てMRIを使用しても問題のないものとなります。そのため、インプラント治療後も安心してMRI検査を受けることが可能です。

要注意したいインプラント治療

どの材質でも問題が無いと述べましたが、1種類だけ注意しておきたいことがあります。それは、歯に埋め込むインプラントの材質がチタンあるいは合金チタンなど安全なものを使用していたけれど、上に乗せるかぶせ歯に磁石アタッチメントデンチャーを使用しているという場合です。

磁石アタッチメントデンチャーとはインプラントに磁石を吸着させる作用のある金属(キーパー)を取り付けて磁石を埋めた入れ歯を装着するという方法です。使用する磁石は非常に小型の磁石ですが吸着力が高いことが特徴です。

一般的なインプラント治療よりも費用が安価で抑えられることや着脱が簡単、針金を使わないので見た目がきれいで違和感が少ないという点から人気のある治療法となります。

しかし、この治療では、ここまで申し上げてきたように磁石を使用しています。MRIも磁力を利用して画像を得るため、この磁力同士が共鳴してしまいます。その結果、かぶせていた歯がMRIにくっついてとれなくなってしまった、または破損の原因となるなどの理由によってMRI検査を受けることができません。

磁石アタッチメントデンチャーの使用者がMRI検査を受ける方法

とはいえ、身体の異常を調べるためにMRI検査を受けなければならないこともあります。予定の検査であれば事前に治療をしてくれた歯科を受診し、処置を施してもらうことでMRI治療を受けられることがあります。

しかし、急に検査をするとなってしまった場合は検査を受けることができないため、医師に磁力アタッチメントデンチャーを使用しているということを必ず伝えましょう。MRIは顔の部分に機械が当たらなくても部屋自体が強い磁力で満ちていますので、部屋に入っただけでインプラント治療した部分に多大な影響を及ぼす可能性があります。

顔の検査ではないからといって申告せずにMRI検査の部屋に入室しないようにしましょう。また、磁力アタッチメントデンチャーをとったとしてもインプラントに磁石を吸着させるキーパーがついているため、歯科で処置を施してもらわないと検査はできません。また、検査がもしも受けられたとしても画像が乱れ、正確な画像をとることができない場合もあるので注意しましょう。

また緊急搬送されて自分の意識がない中でMRI検査をされてしまわないように家族など身近な人にはインプラント治療を行い磁力で固定する材質を使用しているということを伝えておくのも良いでしょう。

 治療時には総合的に考えた上での検討が必要

インプラント治療そのものはMRI検査を受けることができるため、安心して治療を行うことができます。しかし、歯をかぶせる方法によってはMRI検査を受けることができなくなるあるいはMRIを受けるための処置が必要となる場合もあり、時間や費用が掛かってしまうこともあります。

しかし、磁力を利用したかぶせものにもメリットはあります。自分の今後などを総合的に考えたうえで、かぶせる歯は検討することが望ましいでしょう。

また、小さな部品だから小さな磁力であろうという油断は禁物です。MRIはヘアピン1本をも吸着し、機械を止めても剥がせないというくらい強力な磁力を持っています。必ず、インプラントに磁力を使用している場合は申告することを強くお勧めします。

look ad 広告を見る さらに多くのロックを解除

Advertisement

トレンド
【驚くべき事実】痛くない血尿ほど危険!医師が警告する「がんのサイン」を見逃すな
【驚くべき事実】痛くない血尿ほど危険!医師が警告する「がんのサイン」を見逃すな
続きを読む
肩こり、肩の痛みの6つの対処法
肩こり、肩の痛みの6つの対処法
続きを読む
美肌目的の垢すり、かえって肌を傷つける原因にも。「おこなう際は頻度に注意」
美肌目的の垢すり、かえって肌を傷つける原因にも。「おこなう際は頻度に注意」
続きを読む

Advertisement

「肌荒れ」の原因・セルフケア・相談の目安をやさしく解説
「肌荒れ」の原因・セルフケア・相談の目安をやさしく解説
続きを読む
歯のクリーニング、通う間隔はどれくらいが正解?歯科でのメンテナンスを無理なく続けるコツ
歯のクリーニング、通う間隔はどれくらいが正解?歯科でのメンテナンスを無理なく続けるコツ
続きを読む
老眼は治せるの?進行を遅らせるために知っておきたいチェックポイント
老眼は治せるの?進行を遅らせるために知っておきたいチェックポイント
続きを読む
つらい肩こりを我慢しない 原因から考える「肩こり対策薬」の上手な選び方
つらい肩こりを我慢しない 原因から考える「肩こり対策薬」の上手な選び方
続きを読む
たるみケアはマッサージで改善しない?自宅でできる正しい対策と専門的アプローチを解説
たるみケアはマッサージで改善しない?自宅でできる正しい対策と専門的アプローチを解説
続きを読む
小指を動かすと、第一関節が痛む理由とは
小指を動かすと、第一関節が痛む理由とは
続きを読む

Advertisement

自分の髪で薄毛を改善?自毛植毛の仕組みと治療の流れを専門医がわかりやすく解説
自分の髪で薄毛を改善?自毛植毛の仕組みと治療の流れを専門医がわかりやすく解説
続きを読む
見逃すと失明の危険も?自覚症状が少ない「緑内障」を早期に見つけるためのチェックポイント
見逃すと失明の危険も?自覚症状が少ない「緑内障」を早期に見つけるためのチェックポイント
続きを読む
首や手のしびれに悩む人へ――注目を集める「頚椎人工椎間板置換術」とは?
首や手のしびれに悩む人へ――注目を集める「頚椎人工椎間板置換術」とは?
続きを読む
AGA治療の最新事情をわかりやすく解説 誤解されがちな常識と本当に選ぶべき対策とは
AGA治療の最新事情をわかりやすく解説 誤解されがちな常識と本当に選ぶべき対策とは
続きを読む
「また来た…」を繰り返さないために知っておきたい ぎっくり腰の本当の原因と再発予防の考え方
「また来た…」を繰り返さないために知っておきたい ぎっくり腰の本当の原因と再発予防の考え方
続きを読む
生理不順と肌荒れが気になります。オススメの解決策は?
生理不順と肌荒れが気になります。オススメの解決策は?
続きを読む
若々しい肌を保つ秘訣とは?
若々しい肌を保つ秘訣とは?
続きを読む
致死率27%のSFTSに警戒!全国で感染拡大中、マダニが媒介する危険な感染症とその予防法とは?
致死率27%のSFTSに警戒!全国で感染拡大中、マダニが媒介する危険な感染症とその予防法とは?
続きを読む
運動なしで4カ月−6kg!話題の「大根スムージー」で健康的にスリムを目指す人が急増中
運動なしで4カ月−6kg!話題の「大根スムージー」で健康的にスリムを目指す人が急増中
続きを読む
ニキビ・ニキビ跡対策に注目される「ケミカルピーリング」とは?美容皮膚科で受けられる肌リセットケア
ニキビ・ニキビ跡対策に注目される「ケミカルピーリング」とは?美容皮膚科で受けられる肌リセットケア
続きを読む
妊娠中に「急に食べ物の好みが変わった…」それって大丈夫?無理なく続けたい食事の考え方
妊娠中に「急に食べ物の好みが変わった…」それって大丈夫?無理なく続けたい食事の考え方
続きを読む
推薦する
【驚くべき事実】痛くない血尿ほど危険!医師が警告する「がんのサイン」を見逃すな
【驚くべき事実】痛くない血尿ほど危険!医師が警告する「がんのサイン」を見逃すな
突然トイレで真っ赤な尿を見つけたら、誰もが動揺するものです。「このまま放っておいて大丈夫?」「何科に行けばいいの?」と不安になる前に、知っておくべき重要な知識があります。■血尿は体からのSOSサイン血尿には2つのタイプがあります。ひと目でわかる「肉眼的血尿」と、検査しないと分からない「尿潜血」です。特に注意が必要なのは、痛みや違和感を伴わない無症状の血尿。実はこれ、重大な病気のサインかもしれないのです。■痛みがないからといって油断は禁物「痛みがないから大丈夫」と思っていませんか?実は逆です。排尿時の痛みや頻尿を伴う血尿よりも、無症状の血尿の方が深刻な病気が潜んでいる可能性が高いのです。膀胱がん患者の85%は、痛みのない肉眼的血尿が最初の症状だったというデータもあります。■危険な血尿の見分け方・無症状で突然現れた肉眼的血尿・健康診断で指摘された尿潜血が続いている・血尿とともに体重減少や倦怠感があるこれらの症状がある場合、膀胱がんや腎臓がんなどの可能性が考えられます。特に50代以上の方は要注意です。■すぐにすべき行動血尿に気づいたら、迷わず泌尿器科を受診しましょう。早期発見が命を救います。
致死率27%のSFTSに警戒!全国で感染拡大中、マダニが媒介する危険な感染症とその予防法とは?
致死率27%のSFTSに警戒!全国で感染拡大中、マダニが媒介する危険な感染症とその予防法とは?
2026年7月、神奈川県と秋田県でそれぞれ「SFTS(重症熱性血小板減少症候群)」の感染者が報告され、国内での感染拡大への懸念が強まっています。SFTSはマダニによって媒介されるウイルス感染症で、感染すると重篤な症状を引き起こす可能性があり、致死率も高いため注意が必要です。今回はSFTSの症状や感染経路、予防策について専門医の中路医師の解説をもとに詳しくご紹介します。神奈川県で確認された患者は、足柄上郡松田町に住む60代の女性です。6月28日頃から発熱や下痢、全身のだるさといった症状が見られ、血液検査の結果、血小板と白血球の減少が判明。SFTSウイルスに感染していることが確認されました。女性は自宅近くの畑で作業をしており、その際にマダニに刺された可能性が高いと考えられています。幸いにも現在は退院し、体調は回復に向かっています。一方、秋田県でも7月11日に県内で初めてSFTSの感染者が報告されました。由利本荘保健所の管轄地域で確認されたのは70代の女性で、発熱や頭痛、食欲の低下に加え、血小板の減少や出血傾向、さらには神経症状も見られました。感染経路は明らかではありませんが、発症前に他県へ
老眼は治せるの?進行を遅らせるために知っておきたいチェックポイント
老眼は治せるの?進行を遅らせるために知っておきたいチェックポイント
40代頃から「手元が見えにくい」「スマホを離して読むようになった」と感じる人は少なくありません。これは多くの人に訪れる「老眼」のサインです。とはいえ、老眼は病気ではなく、加齢による自然な変化のひとつ。正しく理解して対策を取れば、快適な視界を長く保つことができます。老眼は病気ではなく「加齢による変化」老眼とは、目のピント調節機能が低下することで起こる症状です。カメラのレンズにあたる水晶体は、毛様体筋という筋肉が伸び縮みすることで厚さを変え、近くや遠くにピントを合わせています。ところが年齢を重ねると、水晶体が硬くなったり、毛様体筋の働きが弱くなったりすることで、近くの物に焦点を合わせにくくなります。これが「老眼」です。老眼は一般的に40代から始まり、70代頃に進行が落ち着く人が多いといわれています。また、「近視の人は老眼にならない」というのは誤解です。近視の人はもともと近くが見やすいため老眼に気づきにくいだけで、年齢とともに必ず変化は起こります。自分でできる!老眼チェックリスト「もしかして老眼かも?」と思ったら、次の項目をチェックしてみましょう。小さな文字が見えにくい薄暗い場所で文字が読み
運動なしで4カ月−6kg!話題の「大根スムージー」で健康的にスリムを目指す人が急増中
運動なしで4カ月−6kg!話題の「大根スムージー」で健康的にスリムを目指す人が急増中
朝食の定番といえばスムージー。最近、その中でも注目を集めているのが「大根スムージー」です。生の大根と果物を組み合わせたこのヘルシードリンクが、“運動なしでも痩せる”と話題を呼んでいます。この大根スムージーを考案したのは、ダイエットアドバイザーでスムージースペシャリストの青木久美子さん。青木さんによると、「昔から“大根おろしに医者いらず”といわれるように、大根には高い解毒作用と殺菌作用があります。特に、すりおろすことで生成されるイソチオシアネートという成分が、代謝を高めて脂肪燃焼をサポートしてくれるのです」とのこと。大根と果物を1対1の割合でミキサーにかけると、大根の辛味が果物の甘味や酸味で中和され、驚くほど食べやすくなります。使用する果物は季節や好みに合わせて選べるため、飽きずに続けられるのも魅力のひとつ。「ミキサーでしっかり撹拌することで、大根や果物を皮ごと食べられるのもポイントです。栄養素や酵素、食物繊維は皮やその近くに多く含まれています。皮ごと摂ることで、効率よく栄養を取り入れることができます」と青木さんは語ります。青木さん自身、この大根スムージーを毎日取り入れ、わずか4カ月で5

Advertisement